「島の魅力に気付いて」 奄美市教委に大型作品寄贈 写真家の荒木さん
📰 全文
元奄美観光大使で写真家の荒木マサヒロさんの写真寄贈式が22日、奄美市役所6階教育委員会前フロアであった。寄贈されたのは、鹿児島県奄美大島の夜空を題材にした縦1メートル、横2・7メートルの大型パノラマ作品「喜界島を包む天の川銀河はこの時を待つ」。荒木さんは「子どもたちをはじめ、島内外の人に島の魅力を知ってほしい」と作品に込めた思いを語った。作品は2021年4月、奄美市笠利町の海岸から喜界島方向の夜空を撮影したもの。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージした幻想的な構図で、厚さ3ミリのアクリル一枚板に分割なしでプリントされた、作品として最大級の写真だという。
作品は同年12月、市内で開かれた写真展後に市へ寄贈、同フロアに展示されていたが、コロナ禍の影響などで寄贈式が延期となっていた。荒木さんと親交のあった幸多琢磨市議の働き掛けで、約5年越しに寄贈式が実現した。
寄贈式には荒木さんと向美芳教育長が出席。荒木さんは「島の素晴らしさを、島の人に気付いてもらえたらうれしい」とあいさつ。向教育長は「素晴らしい作品。島の多くの人に見てもらいたい」とたたえた。同席した幸多市議は「星空も島の魅力の一つで、次世代へ受け継ぐことは大切。その魅力を発信してくださっている荒木さんに感謝したい」と話した。
荒木さんは埼玉県出身・在住。13年から奄美大島で撮影した星空写真をインターネットやメディアなどで発信している。21~24年に奄美観光大使、あまみ大島観光物産連盟が主催する星空を題材にしたワークショップの講師なども務めてきた。