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鹿児島県 亀徳の水かけ祭り「ネンケ」水しぶき乱舞・絶叫 パニック状態のにぎわい
イベント 奄美新聞 👁 1

鹿児島県 亀徳の水かけ祭り「ネンケ」水しぶき乱舞・絶叫 パニック状態のにぎわい

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 【徳之島】徳之島町亀徳集落(眞形綾子区長)伝統行事の水かけ祭り「ネンケ」(亀徳青年団主催)が16日午前、集落の目抜き通りの県道の一部区間であった。集落マイクからの勇壮な「軍艦マーチ」を合図に、住民らがバケツや洗面器で勢いよく水を浴びせ合い、お互いの無病息災を祈願。集落内外から家族連れなど約300人が繰り出し、会場は水しぶきと絶叫調の歓声が交錯する〝パニック〟状態のにぎわいとなった。

 「ネンケ(ネィンケ・ミンケとも)」は、南島古来のニライカナイ信仰に根ざす「浜下(う)り」に関連した伝統行事の一つ。無病息災を願うほか、水難者を供養する意味合いもあるとされる。かつては若者同士が気心の合った異性への意思表示に利用したとの伝承も。少子高齢化が進む中、残暑を吹き飛ばす〝水かけ遊び〟の娯楽的要素も強め、地域の伝統をつないでいる。

 午前10時から約1時間、県道の一部区間を車両規制(う回)し、行事の舞台に開放。数年前までは、往来の一般車両や歩行者にも〝無礼講〟で冷水を浴びせる光景が見られた。

 伝統を受け継ぎ、毎年の行事を盛り上げているのは宮永竜郎団長(32)率いる亀徳青年団のメンバー。今年は青年団員らに加え、南三島の若手県職員有志も準備に協力した。

 前日の送り盆から一転、快晴となった同日午前10時ちょうど、「軍艦マーチ」が流れると、待ち構えていた参加者たちの〝水かけ合戦〟が始まった。消火栓から仮設水槽にためた冷水をバケツや洗面器ですくい、相手めがけて豪快に浴びせるたび、黄色い歓声が上がった。

 同日から恒例の徳之島合宿に入った樟南高校相撲部の部員7人も行事に駆け付け、地域住民と交流。相手をひるませる〝水攻め〟の応援を受けながら綱引き大会にも参加し、会場の熱気をさらに高めた。

 外来種対策などの環境関連事業を通じ奄美大島に約10年余り、徳之島は3年目という北浦賢義さん(66)=大阪出身=は、ずぶぬれになりながら「地域イベントにはほぼ参加して交流しています。ネンケは暑いこの時期にはいいですね」と声を弾ませていた。

 今年1月に亀徳青年団長に就任した宮永団長は、「新団長として行事を成功させることができて、ほっとした。先輩たちの思いを継ぎ、これからも若い力で地域を盛り上げていきたい」と話した。