「先祖の皆さん、お帰りなさい」 旧暦七夕、園児らが飾り付け 龍郷町島育ち産業館 鹿児島県
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「先祖の皆さん、お帰りなさい」――。旧暦の7月7日にあたる19日、鹿児島県龍郷町の島育ち産業館の敷地に、長さ15㍍の竹を用いた七夕飾りが設置された。健児こども園(川畑鉄平園長)の園児たちが飾り付けに参加。願いを込めた短冊をしっかり結び付け、奄美で続く旧暦にあわせた習わしを体験した。島育ち産業館では4年前から、屋外に七夕飾りを設置。国道58号沿いにそびえ立つ飾り付けは住民のほか、帰省客や観光客らの風物へ。町内の有志から提供される孟宗竹(もうそうだけ)が活用され、館長の村山健一郎さん(53)は「今回は全長約15㍍で過去最高の長さ。竹を用いた七夕飾りとしては、奄美群島一の高さになるのでは」と胸を張った。
同園の園児たちは昨年から作業に参加。川畑園長(46)は「園では新暦7月に七夕飾りを行っているが、旧暦の送り盆まで設置している。奄美には、2回七夕があると思う子もいるかもしれないが、良い経験になっているはず」と話し、笑顔で園児たちを見守った。
飾り付けに向けて、園内でひもの結び方を練習したといい、有村咲彩(さあや)ちゃん(5)は「(短冊を)上手く結べた。楽しかった」と笑みを見せた。
村山さんは「島の風習を残し、旧盆を迎えた時期を伝えたく、屋外での設置を始めた。観賞される住民の皆さんが元気になれば」と、完成した七夕飾りに願いを込めた。
今年は旧暦の送り盆、27日頃まで設置される。