島の文化の香り堪能 川崎市で「奄美の黒うさぎコンサート」 島唄や舞踊など披露
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奄美ゆかりの音楽家らが出演する「奄美の黒うさぎコンサート~奄美の島めぐり」(同実行委員会主催、川崎・しんゆり芸術祭実行委員会共催)が18日、神奈川県川崎市の麻生市民館で開催された。出演者6組が島唄や混声合唱、舞踊などを披露。多くの奄美出身者や奄美ファンらが会場を訪れ、島の魅力たっぷりのステージを楽しんだ。同コンサートは、奄美と川崎の文化交流を目的に2022年から開かれており、今年で5回目。ステージは、奄美観光大使でソプラノ歌手の萩原かおりさんと川崎市市民文化大使を務めるピアニストの小原孝さんによる演目「奄美の島めぐり」でスタート。小原さんのピアノ演奏に合わせ、萩原さんが「綾蝶(あやはぶら)節」「思い出の喜界島」「徳之島のねんねぐわせ」など11曲を披露した。
島唄パートでは、瀬戸内町出身の唄者・里朋樹さん、里歩寿さんきょうだいが、島唄「むちゃ加那」など4曲を歌った。演舞で出演した琉球舞踊の伊是名の会は、「与論島の十五夜踊り」「諸鈍シバヤ」を独創的に舞い、奄美の伝統文化を表現。客席からは大きな拍手が送られた。
また、地元の川崎市からは混声合唱団Voce Luminosa(ヴォーチェ・ルミノーザ)が島唄の旋律をモチーフにした「奄美の旋律による混声合唱のためのカンタータ『くるだんど』」を歌い上げた。プログラムの最後には出演者全員がステージに登場して「六調」で締めくくった。
この日は約250人が来場し、ステージからあふれる奄美の文化の香りを堪能。埼玉県から訪れた吉川真澄さん(48)は「島唄を楽しみに聴きに来たが、どの演目も素晴らしかった」と笑顔だった。
来賓として舞台を観賞した奄美市の安田壮平市長は「川崎から奄美群島各島を巡り、魅力を伝えるステージ構成に感銘を受けた。川崎で奄美を発信してもらえることは大変ありがたい」と話した。