水迫畜産の不適正表示 国と鹿児島県が立ち入り検査 再発防止策をチェック
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指宿市の水迫畜産(水迫栄治社長)が牛肉商品の牛種や原産地、個体識別番号を不適正表示していた問題で、鹿児島県と農林水産省は21日、合同で鹿児島市の同社加工施設に立ち入り検査した。同社提出の再発防止策が実行されているか確認する目的。同問題で、県による調査は初めて。県農政課かごしまの食輸出・ブランド戦略室などによると、県職員6人と農水省の職員ら5人が立ち入り、5、6時間にわたり聞き取りや加工現場を確認した。宮田幸男室長は「県としても今後の対策状況を監視する必要がある。国と連携して対応していきたい」と説明した。
同問題では、水迫畜産が少なくとも2023年から約1年間、牛肉商品を事実と異なる表示で販売したとして、農水省が3月に是正指示・勧告を出した。同社は今月10日、品質管理チームの新設といった再発防止策をまとめ提出していた。
農水省などによると、検査結果は公表しないものの、改善が見られない場合、行政処分の命令を検討する。九州農政局米穀流通・食品表示監視課の竹下伸一課長は「関連法令を順守し適正な表示に努めてほしい」と話した。