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資材高騰対応で意見交わす 徳之島で奄美農業を語る会 「耕畜連携」の事例紹介も
総合 南海日日新聞 👁 1

資材高騰対応で意見交わす 徳之島で奄美農業を語る会 「耕畜連携」の事例紹介も

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 2026年度「奄美農業を語る会」(県農業経営者クラブ徳之島支部主催)は16日、鹿児島県徳之島町亀津のJAあまみ徳之島事業本部であった。県本土、奄美大島、徳之島、沖永良部島から約50人が参加。畜産が盛んな徳之島ならではの「耕畜連携」の事例発表や、近年の資材高騰への対応をテーマにしたパネルディスカッションなどがあり、関係者一同が奄美の農業について意見を交わした。

 語る会は県内の同クラブ8支部のうち、年間3支部が開催している。大島地区では奄美群島の特色を生かした農業の発展を目指し、大島支部、徳之島支部、沖永良部支部が持ち回りで開催している。

 会合には3島の会員のほか、県、徳之島3町の農政担当職員やJAあまみ徳之島事業本部、南西糖業などの関係者が出席した。事例発表では天城町の「アトムファーム」で実践されているサトウキビの収穫後に残る「ハカマ」の活用例を紹介。牛の餌になるだけでなく、牛小屋の敷き材にも用いられ、その後は堆肥になってほ場に戻される「耕畜連携」の取り組みについて発表があった。

 パネルディスカッションでは近年の資材高騰や輸送コストへの対策を主題にパネリスト4人が意見交換。徳之島支部会員でサトウキビ、バレイショ栽培を手掛ける仲洋志郎さん(42)=同町西阿木名=は、化学肥料から鶏ふんなどの有機肥料に切り替えたこと、サトウキビ栽培で耕運作業の回数を減らしたことを紹介。4年が経過しても収量は落ちていないことなど一定の成果を報告した。

 花き生産者の牧野宏秋さん(45)=沖永良部支部=からは「梱包(こんぽう)資材の価格上昇が激しい上、県本土から都市部へのトラック輸送ではコスト増だけでなくドライバー不足も深刻」などの報告も。耕畜連携については参加者の関心は高いものの、「農家が堆肥を使う時期が重なるため必要な時には入手が困難」「堆肥やハカマの取引が生じるが、価格や、どちらが作業を負担するかなどの取り決めも不明確」「畜産と農業を仲介するシステムが必要」などの課題も次々と挙がった。

 会合に先駆けて島内2カ所で現地視察があり、参加者は、伊仙町でバレイショの裏作として行われているラッカセイ栽培や、繁殖牛管理システムなどのICT(情報通信技術)化を進めている「永吉ファーム」(徳之島町亀津)を見学した。